負け組アーキテクトの憂鬱

メモしておきたいことや読書の記録を淡々と書く。

読書

[読書]エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド5

エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイドエキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド
著者:奥野 幹也
技術評論社(2010-06-12)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
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実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版と併せて、必携の書。

MySQLの情報を求めてググった経験のある人間ならば、漢(オトコ)のコンピュータ道には一度はお世話になっているはずだ。

MySQL運用上のトラブルシューティングをテーマにしているものの、MySQLの挙動を知る上でこれ以上無いほどの充実した内容になっている。その理由は、トラブルシューティングに対する著者の思いが強く反映されているからだ。

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[読書]実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版5

実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版
著者:Baron Schwartz
販売元:オライリージャパン
発売日:2009-12-14
おすすめ度:5.0
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まず驚くのが初版との厚さの違いだ。

それも当然、初版はMyISAMエンジンを前提とした、いわゆるテクニック集的な内容だった。第二版では広さも深さもまるで別物と言っていい。MySQLのソフトウェアとしての成長速度が速いという証明でもある。改版でここまで変わったケースも珍しいんじゃないかというくらい変わっている。第二版が対象としているバージョンは主に5.1系だ。InnoDBエンジンがデファクトスタンダードになった今は、もはや初版は役目を終えてしまったと思える。

「ハイパフォーマンス」と銘打つものの性能の話には止まらない。バックアップリカバリやレプリケーションといった信頼性や可用性に関わる内容からセキュリティまで、ほぼ完全網羅だと思う。MySQLを扱う上では当面、これ一冊あれば困ることはほとんど無いんじゃないかと思うくらいだ。

MySQLに関わるエンジニアならば、間違いなく必携の書だ。手元に置いておかなければならない一冊。

[読書]Twitter API プログラミング3

Twitter API プログラミングTwitter API プログラミング
著者:辻村 浩
ワークスコーポレーション(2010-04-21)
おすすめ度:3.0
販売元:Amazon.co.jp
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すっかりメジャーになった感のあるTwitterだが、APIを使って遊ぶことも割と気軽に出来る。その、貴重な本の解説書だ。

前半はAPIの考え方から様々な言語でのサンプルプログラム、後半は2010年3月現在のAPIリファレンスを網羅している。「はじめに」の注意書きにもあるように、TwitterのAPIは日々追加され、仕様変更されている。最新の情報はwebで見るのが一番ではあるのだが、なんだかんだで紙の本であるという安心感は大きい。また概念や用語などが一冊に網羅されているという意味合いも重要だ。webで調べると断片的な情報になりがちだからだ。

TwitterのAPIプログラミングをしてみたい人や、動作原理が気になる人は、とりあえず買っておいて間違いはないと思う。

[読書]Linux-DB システム構築/運用入門5

Linux-DB システム構築/運用入門 (DB Magazine SELECTION)Linux-DB システム構築/運用入門 (DB Magazine SELECTION)
著者:松信 嘉範
販売元:翔泳社
発売日:2009-09-17
おすすめ度:5.0
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LinuxとMySQLのサーバ構成を学ぶにあたっては最適な一冊。

「ただ意図通りに動かすだけ」の設定のみを解説したhow to本とはひと味違い、背景になる理論や概念がわかりやすい表現で解説されている。

特徴的なのはやはり、Linux上でMySQLを動作させ、それぞれの機能を活用することに特化していることだ。実際にDB サーバを設計、構築しようとすると、当然どちらか片方だけの知識では不十分で、複合的かつ深い理解が不可欠だ。信頼性に対する考え方から、LVSスナップショットやDRBDといったLinux固有のOS機能をMySQLと組み合わせて活用するための実際的な手法まで、詳しく紹介されている。

また、パフォーマンスチューニングについても同様に、LinuxとMySQLの複合的な観点で解説されており、SSDに関する考察など比較的新しい話題も積極的に扱っている。特にファイルシステム周りの考え方や、InnoDBのインデックスの話題なども、これほど分かりやすく説明されている本は滅多に無いんじゃないかと思う。

LinuxとMySQLを使うのであれば、自信を持ってお勧めしたい。

[読書]脳と日本人4

脳と日本人脳と日本人
著者:松岡 正剛
文藝春秋(2007-12)
おすすめ度:5.0
販売元:Amazon.co.jp
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編集工学の第一人者である松岡さんと、脳科学の第一人者である茂木さんの対談。ただし「編集者と脳科学者の対談」といった専門的知性のぶつかり合いかというとそういった趣ではない。両者とも卓越した総合知性をお持ちなのだと容易に想像出来る対談だ。しかも、人間の知性に対する考え方や生命原理から近代の国家のあり方まで、何度も両者の異なる主張がぶつかり合う、とても刺激的な内容だった。

見解の違いは他でもない、両者の視点の違いによるものだ。つまり、編集というメタな方法、俯瞰した視点で世界を捕らえる松岡さんと、心脳問題を世界の問題の本質と定めて、私という主体からの志向性を世界観の中心に置く茂木さんの立場の違いだ。

そのような違いは、普遍性の議論の中で言及された現代日本への問題提起に最も良く現れていた。

日本社会の住みにくさや問題点の本質を解き明かそうとする茂木さんと、あらゆる事象も含めて日本文化がとってきた方法それ自体を受け入れる松岡さん。明確に違う見解を持つ二人の対話には、まるで場を共有しているかのように引き込まれる魅力があった。

しかし一方で、二人の主張に一貫して共通している点がある。立場は違えど、二人はその価値観を共有しているのだ。

松岡「これからの二十一世紀は、二つ以上の物事や人間や世界観を様々な角度や意味あいから見て、そこから新しい関係を発見すること、つまり、僕がいう『編集』作業が必要だと思っています。」(p.223)

これは茂木さんの言う「異なる物事の間に補助線を引く」ことと同じ概念だ。編集者と脳科学者。至った経緯や背景は違えど、それぞれ違う分野で卓越した二人が、同じ価値観を持って語っていることはとても興味深い。

[読書]アイデアのちから4

アイデアのちからアイデアのちから
著者:チップ・ハース
販売元:日経BP社
発売日:2008-11-06
おすすめ度:4.5
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「アイデアの力」という邦題からは、アイデア(着想)の生み出し方の手法を期待してしまうかもしれない。しかし、実際の内容は少し異なる。

生まれたアイデアが、人の「記憶に焼きつく」にはどうすれば良いか、そちらのノウハウ集だ。数々の事例を紹介しながら、アイデアの記憶への焼き付け方の理屈を説いている。要は人に物事を伝える技術、つまり伝える事に特化したコミュニケーション技術の教科書と考えると納得がいく。

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[読書]もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら4

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだらもし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
著者:岩崎 夏海
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-12-04
おすすめ度:4.5
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どこの本屋で見ても平積みでした。売れてるみたいですね。

「マネージャーと言えば管理職ではなく高校の野球部の女子マネージャー」という冗談のような着想を実現してしまった、小説仕立てのドラッカー入門本。主人公である野球部の女子マネージャー「みなみ」が、ドラッカーのマネジメント(エッセンシャル版)を片手に奮闘するというストーリーだ。

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[読書]クラウド時代と<クール革命>5

クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)
著者:角川 歴彦
販売元:角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2010-03-10
おすすめ度:3.0
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読むべき一冊。期間限定ながら、全内容を無料ダウンロードできることで話題になったが、結局自分は紙の本を買ってしまった。

角川グループのCEOとしての達観した視点で、ITの世界を鳥瞰する。角川グループと言えば当然メディア産業の巨人。ここまで成長させた実績は計り知れないが、IT分野においても彼は卓越したビジョナリーであることを、恥ずかしながらこれを読むまで知らなかった。

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